韓国で大流行中のMERS。色々と大混乱中のようですが、当地では海の窓口と
なっておりますから警戒は最上級レベル。
すでに臨港部や都心部には必要がない限りは近づかないが合言葉。
ただ問題は隣国がどうのこうのではなく、日本で発生した場合の対処について
今のうちから周知しておかないとその時にはパニックになる。
またマスクにうがいとか手洗いに消毒・・・ 大騒ぎする事になりますが。
対岸の火事を能天気に眺めるだけでなく、今のうちから色々と・・・
さて、何だかんだで色々と忙しい状態です。
今度遠征するので家族へ事前のゴマすりや仕事の都合とかをやっております。
こう言う事はみんなやっているんだろうと思ってますがそんなものでしょうか?
今回はその合間の時間調整時に前々からやってみたかったレンズテストを。
SONY α7 KMZ Jupiter-12 3.5cm F2.8 Kiev (2.8開放)
以前、フィルムでも今回の2本のレンズをテストした事がありますが、改めて
デジタル機にてのテストをやってみました。
結果は御覧の通り曇天でもふんわり&低コントラストになりましたが、私的には
結構好きだったりします。デジよりフィルムの方がコントラストが出ますね。
その他、描写は素直で前中域では開放近辺でも行けますが、遠方が入る場合には
1~2段絞り込んだ所が美味しい領域と言えるのではないでしょうか。
ボケはまずまず。周辺口径食はおにぎり型。
SONY α7 Nippon Kogaku W-Nikkor 3.5cm F2.5 (2.5開放)
近年まで同設計のレンズが流通していた程の銘玉レンズです。
開放でもコントラストや色のりが抜群に良いですね。ただ開放ではグルグルが
出てしまいます。どちらかと言うと現代向きなレンズですね。
以前のテストではF3.5が私の好みの領域でしたが、傾向は同じ模様。
ボケは硬め。周辺口径食はラグビーボール型。
SONY α7 KMZ Jupiter-12 3.5cm F2.8 Kiev (5.6)
流石に5.6まで絞り込むとコントラストが一気に上昇します。個人的にはF4
くらいでの撮影が一番好きです。ただノンコートなので逆光時には使いたくない。
古い時代の白のKMZは周辺落ちや偽色も殆どなくて好みの絵です。
黒はコートがあってコントラストが出ますが、周辺落ちや偽色が出る個体を
良く見かけるので・・・ そう言う訳で黒は全て過去に処分したのですけど。
ただ個体差が大きいレンズとして有名なので、一概には言えないのかなぁ?
私的にはこのKMZ Jupiter-12はお気に入りのレンズです。
SONY α7 Nippon Kogaku W-Nikkor 3.5cm F2.5 (5.6)
グルグルもなくなり、中心部から隅までクッキリ!ハッキリ!な優等生な描写。
これが50年前のレンズとは思えないほどですね。
私的には優等生すぎて面白くないとか贅沢を言ってしまう程のレンズ・・・
SONY α7 KMZ Jupiter-12 3.5cm F2.8 Kiev (2.8開放)
森の中に入って赤い色チェックと逆光テストをやったつもりですが、曇天
なので逆光テストは企画倒れとなってしまいました。
予想通り使ったレンズはOLDレンズだよなぁ~な雰囲気に。
こちらは作られて60年以上ですから開放では勝負になりませんね。
SONY α7 Nippon Kogaku W-Nikkor 3.5cm F2.5 (2.5開放)
やっぱNikkorはすごいや。そんな雰囲気です。
これ以上の評価は不要と言うものでしょう。
今回、Jupiter-12を使うに当たり後玉がシャッターに当たらないかとの疑念が
ありました。結果はα7の懐は約1cmで私のJupiter-12の出っ張りは約6㎜。
今までの経験上、懐から2mm差し引いた数値が使用限界値なので、使用可能
とは思っておりました。
(注:私のレンズの後玉はむき出しタイプではなくカバー付タイプです。)
ただロシアンレンズは誤差が大きく個体による運不運があるので今回の情報
だけを鵜呑みにしてしまうと・・・
それでもなぜかそんなロシアンレンズに引き付けられる魅力があるんだよなぁ。
これは病気だな・・・ (^^;)
次回は諸事情により一脚な話の予定。